「コーヒーを飲めば長生きできる」について内科医がガチで語るよ

コーヒー飲んだら長生きできる

こんにちは、なじむです。

あなたはよくコーヒーを飲みますか?

 

というのも、なんとこのあいだコーヒーを毎日飲んでると死亡率が減るっていう論文が出たんですよ。

コーヒーを毎日飲んだら色々な病気にならずに結果的に長生きしたってこと。

コーヒーすげえ!

そしてコーヒーを毎日飲んでいる方、おめでとうございます (^^)/

コーヒー飲んでますか

…とは言ってみたものの、実は「コーヒーが体にいい」っていう論文はそんなに珍しくありません。

これは逆に言えば、「コーヒーが体にいい」っていうのはこれまで何度も確かめられてて、まじでもう間違いなさそうとも言えます。

 

じゃあ、コーヒーをそんなに飲んでないあなたは、明日から毎日飲んだ方がいいんでしょうか?

ぼくは正直どっちでもいいと思います。

1種類の飲食物の効果なんて、全体から見ればたかが知れてまっせ。」っていうのがその理由。

 

理由① コーヒーを飲むと「死亡リスクが10%下がる」らしい!←大したことないよ

コーヒーを飲むと10%くらい死亡リスクが下がるらしいです。

しかも1日3杯とか飲むともっと効果があるみたい。

でも騙されないで

これって「コーヒーを飲んだらあなたの死亡率が10%下がる」って意味じゃないんです。

たくさんの人にコーヒーを飲んでもらったら、○年後に死ぬ人の数が10%くらい減った」って意味。

統計難しいし、ミスリーディング

…わかりにくいですね(-_-) 例をあげてみます。

 

たとえば「たくさんの人にニンジンを食べてもらったら50%死亡リスクが下がった」っていう話があったとしましょう(もちろんニンジンにそんな効果はないですよ。)

その「50%死亡リスクが下がった」っていうのは絵でいうとこういう意味↓

死亡リスクの説明

言いかえると、ほとんどの人は食べても食べなくても一緒ってこと。

そう言われると思ったより大したことなさそうじゃないですか?

 

「50%もリスクがさがる」でさえこんな感じなんで、コーヒーの「10%死亡リスクが下がる」っていうのは実際もっと効果が小さいです。

なので、「あなたが毎日コーヒーを飲んだら死ぬ確率が10%下がってくれる」わけではないですよ。残念(-_-)

 

イメージとしては、「どっかの誰かが、コーヒーを毎日飲んでたおかげで病気にならなくて済んだけど本人はそれに気づいてない」みたいな感じが近いかなと思います。(「病気にならなかったこと」って、本人は気づきようがないですよね)

 

ちなみにテレビとかでの「このサプリを飲むと、心筋梗塞のリスクが50%も下がりますよっ!」ってやつもこの意味のことが多い。

こんな風に言ったら、あたかも「あなたが将来心筋梗塞になる確率が半分になる」みたいな感じがして買いたくなりますもんね(-_-)

テレビ宣伝の統計学的誤謬

理由② コーヒーが「あなたにとって」体にいいとは限らない

たしかに10万人くらいに集まってもらったら、コーヒーを飲んで得した人が結構います。

でも逆に、その10万人の中にはコーヒー飲んでるせいで損したって人もいるはずなんです。どのくらいの割合なのか、どんなタイプの損なのかはまだよく分かっていない。

コーヒーの副作用

そして「あなた」にとって、コーヒーが合っているのかどうかも誰にも分かりません…

なので、もしあなたがコーヒー飲んだら調子悪いんだよねーって思うんだったら、当然飲まなくていいと思う。

あなたには、そのコーヒーが合わなかったんでしょう。

カフェインレスコーヒー

あ、でもカフェインレスのコーヒーにしてみるっていうのはアリだと思います。

実際、コーヒーの飲み過ぎによる悪影響の多くはカフェインの取り過ぎによるものだし。

ちなみにさっきの「死亡リスクが減る」効果はカフェインが入ってなくてもOKですのでご安心を。

理由③ 世の中にはコーヒー以外にもからだに良い食べ物・飲み物がたくさんある。

食べ物・飲み物っていっぱいあるじゃないですか。

色々な種類の食べ物がある

テキトーだけど1万種類くらいですかね?

そのほとんどは体にどのくらい良いのか(悪いのか)よくわかってない

そして言わずもがな、ぼくらはコーヒー以外のいろんなものを口に入れなければ生きていけません。

じゃあ、どうしたらいいのか。

 

ぼくは、とりあえず現時点ではいろんなものを食べるようにしてたらいいんじゃないですかね~って思う。

そのなかに多少からだに悪い食べものが混じってたとしても、他の食べ物でならされて影響が小さくなってくれるから。

ぶっちゃけ、魚とか野菜とか常識的に体に良さそうなものも含めて色々たべてたらまぁ大丈夫ですよ。たぶん。

健康によさげな食べ物たち

資産運用でも、「株式と国債と不動産」みたいにリスクを分散しろって言うじゃないですか。

1個の優良株だけしか買ってなかったら、万が一その会社がつぶれた瞬間に資産0です。

 

コーヒーだって、極端にいえばあなたがいつも買ってるコーヒー豆だけが農薬まみれかもしれないしw

食事に関しては、1種類のものにすがるっていうのはセンスが良ろしくないかなと思います。

理由④ 食べ物、飲み物以外にもからだに良いことはある。

いくらコーヒーを頑張って毎日飲んでても、それだけじゃあ健康になれないですよね。あたりまえだけど。

タバコ吸いまくって、運動まったくしてなくて、毎日4時間しか寝てなくて、体重100kgとかだったら多分病気になるんじゃないかと…

運動もしないし太ってるカバ

理由⑤ からだに良いものを考えて食べるのってめんどくさい

正直めんどくさくないですか?いちいち栄養とか考えながら食べるのって。

しかも、いろんなものを規則正しい時間に摂取すれば大きな問題はないはずなんで、もうそれでいんじゃないかなあと。とりあえずは。

まとめ

コーヒーは確かにからだに良さそうだけど、別にコーヒー飲まなくても他の方法で長生きできると思いますよ~」って話でした。

ま、これだけ言っといて、ぼくはコーヒー好きなんで毎日がぶ飲みしてるんですけどねw

食事に関するオススメの本

このブログは、なぜか本を紹介する縛りなので一応紹介(^_^;)

 

とは言ったものの、食べ物系の本ってあんま良いのがないんですよー。

言ってることに根拠がない本が多い」っていう方が正確かもしれない。

「絶対こいつ思いつきで言ってるだろ!」みたいな。

不適切な内容の健康食事本

↑…みたいなw

 

あ、1個見分けるコツがあるとすれば、

その本にほんとに科学的根拠があるかどうか調べたいとき、「参照文献があるかどうかを見る」っていうのがオススメですよ。

参考文献の例

↑「参考文献」って後ろのページ
とかにあるこういうやつ

完璧な方法じゃないけど、それが無いよりだいぶマシ。

 

食事の本だと、これとか根拠がしっかり書いてあってオススメではあります。

興味ある方はどうぞ。炭水化物制限は、個人的にやってみたぶんには調子良いです。

ちなみに、この本が売れすぎたせいで似たような表紙のやつがいっぱい出たので、お間違えのないようにお気を付けください(^^) それでは

 

※死亡リスクの説明、相当はしょってます。特に「観察期間」っていう概念が抜け落ちてますm(_ _)m 経済学部とかで統計詳しいよって方は「ハザード比」とかでググってもらえたら…

※あと、死亡率を10%減らすって科学的には結構すごいです

※最後まで読んでいただいてありがとうございます。お礼に参考文献。何食べてても,なぜか長生きする人がいたりするのです。。